健康診断の尿検査で「血尿(けつにょう)」や「蛋白尿(たんぱくにょう)」を指摘されることがあります。自覚症状がない場合でも、腎臓や膀胱など泌尿器の異常が隠れていることがあります。「一時的なものかもしれない」と放置せず、一度しっかり検査を受けることが大切です。
尿の中に血液が混じっている状態をいいます。目で見て赤くなるものを「肉眼的血尿」、検査でしかわからないものを「顕微鏡的血尿」と呼びます。
血尿の主な原因には、以下のようなものがあります。
特に中高年の方で血尿が見つかった場合は、悪性腫瘍(がん)を早期発見するきっかけにもなります。
尿に本来ほとんど含まれないたんぱく質が漏れ出ている状態です。腎臓のろ過機能に何らかの異常が起きているサインの可能性があります。
蛋白尿の主な原因には、以下のようなものがあります。
血尿と蛋白尿が同時に見つかった場合は、腎臓由来の病気の可能性が高く、より注意が必要です。
まずは尿検査で異常の有無を再確認します。必要に応じて以下のような検査を行います。
これらの結果から、さらに詳しい検査が必要と判断された場合には、連携医療機関にご紹介し、CT検査、膀胱鏡検査、X線検査などの精密検査を行います。
血尿や蛋白尿は、早期に原因を突き止めることで重症化を防げるサインです。当院では、泌尿器科専門医による超音波検査や尿検査で、原因を丁寧に調べます。健診で「尿に異常」と言われたら、症状がなくてもお気軽にご相談ください。