性感染症(STI/性病・STD)は、性行為を介して感染する病気の総称です。代表的なものにはクラミジア感染症・淋菌感染症(淋病)・性器ヘルペス・梅毒・毛じらみ症などがあります。近年は男女ともに若い世代を中心に増加しており、特にクラミジア感染症は日本で最も多い性感染症です。
症状が軽い、またはまったく出ないまま進行することもあり、知らないうちに感染を広げてしまうケースも少なくありません。
女性は無症状のまま進行することも多く、放置すると卵管炎や不妊の原因になることがあります。
性感染症(STI/STD)は、膣性交・口腔性交(オーラルセックス)・肛門性交などを通じて感染します。特に近年では、オーラルセックスを介してのど(咽頭)に感染するケースが増加しています。
この「咽頭クラミジア」「咽頭淋菌」は自覚症状がほとんどなく、気づかないうちにパートナーへ感染させてしまうことがあります。コンドームを使用しても完全には防げませんが、感染リスクを下げる効果はあります。
| 疾患名 | 主な症状・特徴 | 主な治療法 |
|---|---|---|
| クラミジア感染症 | 男女とも感染者が多く、無症状のことも多い。放置で不妊・副睾丸炎に。 | 抗菌薬(マクロライド系・テトラサイクリン系)の内服 |
| 淋菌感染症(淋病) | 排尿時の強い痛み、尿道からの膿。感染力が非常に強い。 | 抗菌薬(セフェム系)の注射または内服 |
| 性器ヘルペス | 陰部に痛みを伴う水ぶくれやびらん。再発しやすい。 | 抗ウイルス薬(アシクロビル等)の内服または外用 |
| 梅毒 | 感染初期はしこりや発疹、進行すると全身症状。再流行傾向。 | 抗菌薬(ペニシリン系)の内服または注射 |
| 毛じらみ症 | 陰毛部のかゆみ、虫や卵の付着。 | 駆除薬の塗布、毛の除去など |
まれですが、トリコモナス症・HIV感染症・B型/C型肝炎なども性行為を介して感染することがあります。これらの感染が疑われる場合には、必要に応じて専門医療機関と連携して検査・治療を行います。
当院では、プライバシーに配慮した環境で検査を実施しています。「症状はないけど心配」「パートナーが感染していた」といった方もお気軽にご相談ください。
検査結果は2〜5日程度で判明します。
性感染症(STI/STD)は、早期の検査・治療でほとんどが完治します。症状が軽くても感染が広がっていることがあるため、「心当たりがある」「パートナーに感染があった」などの場合は早めの受診をおすすめします。
当院では、プライバシーを重視した環境で迅速な検査と治療を行っています。一人で悩まず、お気軽にご相談ください。