「発熱が続く」「腰や背中が痛い」「尿のにおいが強い」そんな症状がある場合、腎盂腎炎(じんうじんえん)の可能性があります。
腎盂腎炎は、膀胱炎など下部尿路で起きた感染が腎臓まで広がり、腎臓に炎症を起こす病気です。
女性に多く見られますが、男性・高齢者・糖尿病のある方・排尿障害のある方にも起こります。重症化すると入院や点滴治療が必要になることもあり、早めの受診が重要です。
発熱を伴う尿路感染症は、膀胱炎より重症度が高いと考え、速やかに泌尿器科を受診することが大切です。
主な原因は、大腸菌などの細菌感染です。多くは膀胱炎から菌が上行して腎臓まで到達します。
また、次のような状態があると感染が悪化・再発しやすくなります:
このように基礎疾患がある場合は、複雑性尿路感染症と呼ばれます。
まず当院で、症状や全身状態に応じて以下の検査を行います。
これらの結果からさらに詳しい評価が必要な場合には、連携医療機関にご紹介し、CT検査などの画像検査を行います。
症状が軽い場合は、外来での抗菌薬治療で改善することが多いです。ただし、熱が下がっても自己判断で中止せず、医師の指示通り服用を続けてください。
尿路結石が感染の原因となっている場合には、エコーなどで結石の有無や大きさを評価し、症状に応じて自然排石のサポートや薬物療法を行います。
大きな結石や腎盂腎炎を伴う重症例では、速やかに提携医療機関と連携し、入院治療や処置が必要かを判断します。
糖尿病や排尿障害をお持ちの方では、感染を繰り返すケースもあるため、再発予防と基礎疾患の管理が重要です。
再発を防ぐため、以下の点を心がけましょう。
発熱や腰痛を伴う尿路感染症は、「膀胱炎の延長」と思って放置すると、腎臓にダメージを残すことがあります。
スカイビル腎・泌尿器科クリニックでは、尿検査・培養・エコー検査を組み合わせ、原因を特定したうえで適切な抗菌薬治療を行います。また、尿路結石が原因の場合は、外来での評価・管理や自然排石のサポートも行っています。高熱・背中の痛み・強い倦怠感を感じたら、早めの受診をおすすめします。