性行為などにより、血液、精液、粘膜等が相互に接触することで感染する病気です。感染の原因には、細菌、ウイルス、寄生虫、原虫などがあります。

感染していてもはっきりした症状がないので、自分が感染していることに気づかない場合も多く、若い人たちの間で性感染症（STI）が増えつつあります。

性感染症（STI）を放置してしまうと？

病気の種類によっては、死に至るものもあります。また、男性、女性ともに不妊の原因になる場合が多いと言われています。泌尿器科へ足を運ぶ勇気がいるかもしれませんが、放置したことによって起こる代償は計り知れません。

クラミジア感染症（潜伏期間２～３週間）

男性：

尿道にかゆみや熱っぽさを感じる。 排尿時の痛み。放置すると頻尿・排尿困難・出血などの症状、不妊の原因となることもある。

女性：

おりものの増加や下腹部の痛み。きわめて症状が軽く、進行すると子宮・卵管の炎症が進み、不妊の原因となることもある。

淋菌感染症（潜伏期間２～５日間）

男性：

排尿時に強い痛み。次第に濃くクリーム状の膿が出る。

女性：

軽い排尿痛、頻尿で症状が軽く気付かないこともある。放置すると不妊の原因ともなる。悪臭のある、緑白色や黄色のおりもの、下腹部の痛み、発熱など。

性器ヘルペス（潜伏期間３～７日間）

感染した部分に米粒程度の水泡ができる。水泡や潰瘍性の病変をつくり、かなりの痛みを伴う。２～４週間で症状は消える。ヘルペスウイルスはいったん感染すると神経に潜伏し、再発することがある。

梅毒（潜伏期間約３週間）

陰部に痛くないしこりや潰瘍ができ、そけい部のリンパ節が腫れる。放置すると感染３年後くらいには心臓や血管、脳などに障害が出て、日常生活が営めなくなってしまう。また、妊婦は母子感染を起こす可能性があり、死産・早産などなんらかの異常を伴う。

毛ジラミ（潜伏期間1～30日間）

毛ジラミは陰毛に生息し、毛根部に寄生する。その付近を１日数回吸血するため、痒みや陰部に点状の発疹、下着に毛ジラミの砂鉄状の排泄物の茶色シミが点在する。

性感染症（STI）外来は横浜駅東口にあるスカイビル腎・泌尿器科クリニックへ
簡単な検査で調べることができます。また治療の際、重要なことはパートナーと一緒に検査し治療することです。性行為で感染しますので、パートナーが治っていなければ、自分だけが治療してもまた感染してしまいます。正しい知識をもち、予防対処することで健康な日々を過ごしましょう。
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